〜Su-30差し押さえ騒動〜 |
一昨年、パイロットのミスにより墜落したSu-30がまたパリに戻ってきた。飛行機ファンのパリっ子市民大喜び。一目Su-30を見たく、例年通り世界各国から多数の人達が集まりました。
が。そこにSu-30は居なかった。おかしい、確かに飛来しているのは確認されているはず。それもそのはずSu-30は早々と国へ帰ってしまっていたのです。
ロシア政府はスイスNOGA社に対して十億円単位の多大な債務未払いがありながらも、長年にわたり一向に返済する態度を示していませんでした。そこでNOGA社はフランス司法局に対してエアショーに飛来しているSu-30(及び新型ミグ練習機)を差し押さえるよう訴えを起こしました。金で返せないならてめぇの新型戦闘機をよこせ!とは、いかにもスイスらしいといえばスイスらしいと妙に納得してしまいます。
ロシア側はその情報をいち早く察知、夜陰にまぎれてSu-30とミグ練習機を発進させて逃げ去ってしまいました(夜逃げ?)。
これに怒ったのがエアショーの主催者とスホーイを目当てにやってきたお客さん。フランス国民ならまだしも遠路はるばるやってきた人にとっては腹立たしいことこの上ない出来事であったことでしょう。
私は新聞でこの記事を読んだときは大笑いしましたが。