Ks-172

ロシア名 :КС-172(Ks-172 AAM-L)


全長7.4m、直径51cmという超巨大なこのミサイルは有効射程400kmとも500kmにも達すると言われており、速度はマッハ4〜5、高度30000mまで到達するとうわさされています。
それもこれもこのKs-172は対AWACS用のミサイルであって、HAVCAP(高価値航空機護衛)に付く戦闘機の防御壁を突破し直接AWACSをアウトレンジするという戦術に基づくものであって、当然こんな巨大なミサイルは敵戦闘機に対して発射したところでまず命中しないでしょう。誘導方式も戦闘機を全く意識しないものとなっています。

その誘導方式は、母機によりAWACSレーダー波をパッシブロックオンし、発射後は慣性航法装置とAWACSのレーダー波をたよりに誘導する対レーダーシーカーにより中間誘導がなされます。最終的には自前のアクティブシーカーで目標をロックオンし、誘導されます。なぜ全行程を対レーダー誘導にしないかと言うと、AWACSのレーダー波は断続的であり常に照射されているとは限らないからです。

AWACSは無敵の空中司令部として無くてはならない存在であり、現在のところ撃墜された機体は存在しません。しかしこのks-172はそんなAWACSの存在を大きく変えてしまう可能性を保持しています。米軍にはこの脅威に対抗できる手段は有りません。
現在の米空軍とその同盟諸国は、AWACSフォースマルチプライヤー(軍事力を倍にする航空機)の文字通り大きく依存しており、もしAWACSによる支援が途切れてしまった場合、米軍とその同盟諸国は最悪のパターンを想定せざるを得なくなるでしょう。

ただし、ks-172も資金難の例に漏れず開発が難航しており、見とおしが立たない状況となっています。

名称 ks-172 AAM-L
用途 AWACSへの攻撃
重量 750Kg
全長 740cm
直径 51cm
弾頭 50Kg破片威力弾頭
エンジン ラムジェットエンジン
誘導方式 中間:慣性+パッシブレーダー
終端:アクティブレーダー
最大射程距離 400Km



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