パイロット

アメリカ空軍や航空自衛隊、そして先進国諸国の空中戦戦闘機パイロットは200〜300飛行時間前後の訓練を積んでいます。ロシア空軍は、おりからの経済混乱により、パイロットの年間飛行時間が10時間を切っており、平均で7時間、多いパイロットでも14時間と数十分の1の飛行時間しか訓練を行えないといわれています。

世界ではじめて音速を超えた男チャック・イェーガーと、ある佐官がF-86とMiG-15で模擬空中戦を行いました。最初に佐官がMiG-15に搭乗し、イェーガーがF-86に搭乗して模擬空中戦をすると、何度やっても佐官の後ろにはイェーガーが占位する結果に終わりました。次は機体を入れ替えて佐官がF-86に搭乗、イェーガーはMiG-15に搭乗し同じように模擬空中戦を行ってみると、やはり何度やっても佐官の後ろにはイェーガーが占位したそうです。

フランカー自慢の機動性を発揮できるドッグファイトでも、残念ながらこれではとても先進国諸国のパイロット乗るF-15やF-16には勝てません。もし、航空自衛隊のパイロット操縦するF-15とロシア空軍のパイロット操縦するSu-27で異機種間空戦訓練を行えば全体的に航空自衛隊側の勝利に終わる…かもしれません。

多数のフランカーを購入済みである中国やインドは年間70〜90時間と言われており、ロシアほどではないにしろ不足気味であると思われます。

数人の傑出したパイロットはいても、全体的な技量はかなり低い水準であるため戦力としてSu-27を高いレベルで運用できている国はありません。
ありえない話ですが、イスラエル軍や米軍でSu-27を運用していればF-15同様無敵の記録を打ち立てていることでしょう。













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