〜Kh-59(AS-13/AS-18)〜


Kh-59 AS-13 スケールは1m

Kh-59M AS-18 スケールは1m
ロシア名 :Х-59(Kh-59)
:Х-59М(Kh-59M)
NATOコード :AS-13 Kingbolt (大きなボルトネジ)
:AS-18 Kazoo(おもちゃの笛)


Kh-59とKh-59MはAS-13とAS-18と区別されていることからも、形状や能力に大きな差があります。どちらのミサイルも搭載前に設定された地上および水上目標の座標に向かって飛行する慣性航法と、終端TV指令誘導であり、終端誘導ではミサイル先端のTVシーカーから、データリンクで母機へ画像を送信し逐次誘導を受けます。アメリカ空軍のAGM-130と威力や射程にそれぞれ大きな特徴が違っていますが誘導プロセスでは非常に似ていると言え、また同じように母機はAPK-9データリンクポッドを搭載する必要があります。目標は地上の建造物や海上艦艇で、強力な防空網が存在するなど長距離からの攻撃が必要な場合に使用されます。

Kh-59 (AS-13)

Kh-59キングボルトは発射後ロケットモーターを点火し加速、ロケット燃料を全て使い切るとロケットモータを切り捨てて滑空へ移るというAGM-130と全く同じプロセスをたどります。

Kh-59M (AS-18)

Kh-59Mは形状が大きく変わり、ミサイルの下部にターボジェットエンジンが搭載されたため、ロケットによる初期推進とターボジェットによる持続的な推進力を併用しているため、長距離を飛翔できるようになり射程距離が倍増しました。
名称 Kh-59 Kh-59M
用途 地上建造物/海上艦艇攻撃
重量 760キログラム 920キログラム
全長 536センチメートル 569センチメートル
直径 42.5センチメートル 38.0センチメートル
操縦翼幅 135.0センチメートル 130.0センチメートル
弾頭 爆風威力貫徹弾頭86キログラム
半数必中界 4〜5メートル 3〜5m
速度 250m/s 250m/s
エンジン 固形燃料ロケット 固形燃料ロケット+ターボジェット
誘導方式 中間:慣性航法  
終端:画像認識データリンク
最大射程距離 50km 100Km







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